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青木葛飾区長、「閣議決定」ねらう

 私立保育への補助金誤支給問題から、一転、都の市区で初の学校給食の無償化と、なにかと世間を騒がせてる青木かつのり葛飾区長。
 今度は、庁舎移転の条例を今年12月の区議会で決めると言い出しました。

 まるで、岸田首相が閣議決定で安倍氏の国葬を国民に押し付けようとしているのを真似るかのように、まだ、再開発は姿かたちも見えないのに、「議会で決めたのだから」と、ゴリ押しするつもりです。
 
 700億円の税金(物価高騰でどこまで膨らむのか…)をつぎ込みで、民間事業である立石再開発を助け、その上、議会を住民追い出しのダシに使おうとする…。
 とうてい認めるわけには行きません。


 (夜明け前に、本奥戸橋から)

 現在の区役所は壊して、駅前の13階のビルの床を高値で買って移転するこの計画。

 現地の意見は割れていて、再開発組合発足に必要な地権者の人数も土地も3分の2に足りていないのに、公平であるべき区が、こともあろうに区有地を差し出して、下駄をはかせました。
 地権者でない借家の業者(「千ベロ…千円でベロベロに酔える、と呼ばれる、ディープな街を形成しているみなさん)の行き先は、ほとんど決まっていません。
 地権者の権利変換もまだです。
 再開発は姿かたちもないのです。区の計画では、竣工は6年後とのことですが、それまでには区長選挙もあります。
 (現在、駅周辺で行われている工事は、地べたを走っている線路を高架にするためのものです)
 庁舎の移転には、庁舎の「位置条例」を議会の3分の2以上で可決しなければなりません。
 
 賢明な議会各会派のみなさんは、区長の「閣議決定」バリのこんな手法に、まさか手を貸すことはないとは思いますが…。
 
 世論と運動をひろげます。
 

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プロフィール

新井杉生

Author:新井杉生
 1959年2月、埼玉県吉田町(現・秩父市)の農家に生れる。子どもの頃から山や川が遊び場で、今もテントを背負って山々を巡るのが夏の楽しみ。
 77年原水爆禁止世界大会に初参加以来、反核・平和運動にかかわり、現在、原水爆禁止葛飾協議会常任理事。
 81年、共産党専従に。同年結婚。保育士の妻との間に4女に恵まれる。84年、民主青年同盟葛飾地区委員長。同・東京都常任委員の後、足立や葛飾の党地区委員会勤務を経て、13年より葛飾地区委員長。
 09年に総選挙(東京17区)に出馬(同年は葛飾区長選挙も挑戦)以来21年総選挙まで連続5度挑戦。
 葛飾区高砂6丁目に、妻・猫2匹と暮らす。

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