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年の瀬を迎えました

12月の朝_convert_20211229105017

 激動の2021年も残すところ数日となりました。
 今年は、葛飾地区党にとって、一大政治決戦の年でした。
 最初の政治戦は都議会議員選挙。党都議団幹事長・和泉なおみさんの三選を勝ち取ることができました。
 次は、総選挙と区長・区議選が同時になる様相でした。
 政権交代をめざす立憲野党は政策合意と政権協力の合意を実現。「1対1」の構図が一層発展し、メディアも「自公VS野党共闘の政権選択選挙」と報じました。追い込まれた支配勢力側は、共闘の要を日本共産党が担っていることをもって、選挙の焦点を「政権選択」から「体制選択」にすりかえ、国民の目をそらしました。そうした中でも、葛飾で6人の区議候補が比例候補になりかわって奮闘し、大きなご支援で比例票を前回より約1000票増やすことができました。
 一部のメディアなどが総選挙後も「野党共闘は失敗」などと論じ、共産党へ攻撃も続けています。支配勢力にとって今回のような対決構図になることは、二度とあってはならない事態と考えているからではないでしょうか。
 選挙後、岸田政権は敵基地攻撃能力保有を公言し、軍事費倍加をかかげています。コロナ対策強化をはじめとする国民生活との矛盾は深まるばかりです。
 来年の参議院選挙は、憲法を守るうえでも天王山です。

 一方、直後の区議選で、共産党は手痛い議席の後退を喫しました。支持していただいたみなさんを始め、多くのご支援いただいたみなさんに心からお詫びを申し上げるとともに、総括をふかめ教訓を導き出して捲土重来を期したいと考えます。
 同時に行われた区長選挙では、自主支援した無所属前区議の梅田信利さんが6万票37・5%を獲得。議会の中の政治地図の変化で新しい可能性が生まれています。
 現区長は、年の瀬になって突然、自らの政治団体名で「区役所の建て替え費用は660億円ではなく…再開発全体の予算のうち区が負担する費用は…242億円だけ」というビラを発行し、一部の商業誌に折り込みました。
 これまで現区長は3度の区長選で、庁舎移転・建て替え問題の争点化を徹底してさけてきました。ところが、選挙では今回も公報でも一言も触れなかった庁舎問題での発行。…よほど6万票余の批判が気になるようです。
 区役所移転なしに立石駅北口再開発は成立しません。住民合意も得られない再開発を救済するため、莫大な税金をつぎ込もうとしている。しかも、ビラでは全体の税負担のうち区の負担額だけを取り上げています。一体、再開発に注ぎ込まれる国や都の補助金382億円は、税金でないとでも思っているのでしょうか。政治家としての資質が問われます。
 私たちは、全面反論のビラを発行します。
 現区長は、あくまで庁舎移転強行の姿勢です。葛飾区政をめぐっても、草の根のたたかいが続きます。

※ この区長のビラは、何故か、発行元の誇りある葛飾をつくる会という政治団体(昨年までの政治資金の収支はゼロ報告)のホームページにも掲載されていません。


 

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プロフィール

新井杉生

Author:新井杉生
 1959年2月、埼玉県吉田町(現・秩父市)の農家に生れる。子どもの頃から山や川が遊び場で、今もテントを背負って山々を巡るのが夏の楽しみ。
 77年原水爆禁止世界大会に初参加以来、反核・平和運動にかかわり、現在、原水爆禁止葛飾協議会常任理事。
 81年、共産党専従に。同年結婚。保育士の妻との間に4女に恵まれる。84年、民主青年同盟葛飾地区委員長。同・東京都常任委員の後、足立や葛飾の党地区委員会勤務を経て、13年より葛飾地区委員長。
 09年に総選挙(東京17区)に出馬(同年は葛飾区長選挙も挑戦)以来21年総選挙まで連続5度挑戦。
 葛飾区高砂6丁目に、妻・猫2匹と暮らす。

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