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急がれる堀切の荒川橋梁の水害対策

 今、新型コロナの第2波に備えるうえで政治がやるべきことは、PCR検査の抜本的拡充や医療への財政支援、くらしと営業の補償、小中高の教員の10万人増員や学費の半額への引き下げなどなど、山積しています。
 
 あわせて首都直下型地震など、いつおきてもおかしくない自然災害との複合災害にもそなえなければなりません。
 三密にならない避難所などの準備もかかせません。

 気候危機も深刻です。
カワウ加工

 数十万年にわたって300ppmだった温暖化ガスがすでに400ppmを超え、経験したことのない災害が世界各地で発生しています。
 昨年10月の台風19号では、穏やかな荒川も激流に変貌しました。(荒川河口から約9キロの四つ木橋付近の様子)
 激流加工

 とりわけ、台風の季節を前にして心配なのは、葛飾をはじめ江東5区の水害対策の最大のウィーク・ポイントである、京成本線が荒川にかかる堀切の荒川橋梁です。
 ここは、線路がまわりの堤防よりも3.7mもひくくなっています。
 すぐ隣で平行してかかっている堀切橋と比較しても、低さは歴然です。
通常の堀切橋梁加工済み

 台風が通過した翌13日には、線路の橋げたまで、わずか1.2mまで水が迫りました。
荒川橋梁遠景加工済み

 堤防の他の場所はまったく余裕でした。しかしこの場所だけは、越水の危機が目前に迫りました。
台風19号の堀切橋梁

 線路のわきに土嚢が積まれていました。
 これでは橋げたが増水した水をせきとめ、激流がおそってきたら、ひとたまりもありません。
土嚢加工済み

 橋梁の架け替え工事は20年近くかかるそうです。
 ひとたび越水すれば、区部東部低地帯の被害は甚大です。
 線路をまたぐ可動式の鉄の扉をつくるなど、万全の対策が緊急にもとめられています。

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プロフィール

新井杉生

Author:新井杉生
 1959年2月、埼玉県吉田町(現・秩父市)の農家に生れる。子どもの頃から山や川が遊び場で、今もテントを背負って山々を巡るのが夏の楽しみ。
 77年原水爆禁止世界大会に初参加以来、反核・平和運動にかかわり、現在、原水爆禁止葛飾協議会常任理事。
 81年、共産党専従に。同年結婚。保育士の妻との間に4女に恵まれる。84年、民主青年同盟葛飾地区委員長。同・東京都常任委員の後、足立や葛飾の党地区委員会勤務を経て、13年より葛飾地区委員長。
 09年に総選挙(東京17区)に出馬(同年は葛飾区長選挙も挑戦)以来21年総選挙まで連続5度挑戦。
 葛飾区高砂6丁目に、妻・猫2匹と暮らす。

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