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社会保障の充実こそ

 この間、精神障害者の就労や生活支援をすすめる社会福祉法人や、発達障害の幼児をささえるNPO法人の方と、懇談したり施設を見学させていただいたりした。

 精神障害の人たちが、このような施設を気軽に利用して、くらしや仕事で社会に参加するためのかけがえない力となっていると思う。
 ところが障害者自立支援法は、こうした施設を利用するのにも、本人が利用料の一割の「受益者負担」として支払わなければならない。

 利用者の昼食は、200~300円程度のお弁当であったり、あるいはおにぎり一個だけであたっり、なかにはお昼休みなると、外に散歩にでてしまう人までいるという。ホールには「カップめん一個130円」の張り紙があった。
 まるで、終戦直後の食糧難の時代の学校の風景が、こんな身近なところで再現されているとは。
 障害者にとって、栄養とバランスのある食事がかかせないのだから、せめて行政が補助すべきではないか。

 幼児グループでも、指導員らの遊びのなかで、こどもたちが驚くほど集中力を発揮しており、父母にとっては大きな支えになっていると感じた。
 ところが、施設があまりに狭い。子どもも大人もぶつかりそうになる。希望者がいても入れないという。

 政治は、いったいどこをむいているか。

 人間の発達の可能性を追求し、情熱を傾ける誠実な努力にこそ、政治は応える責任がある。

社会的常識

 「カップラーメンが400円」と言った麻生総理。
 今度は「医師は社会的常識の欠落している人が多い」と述べ、各界から批判を受け謝罪の言葉を述べた。

 私の甥も関西で勤務医をしている。
 「300床の病院で月に8回の当直の時、医師は一人。怖いですよ。ナースセンターから呼ばれても、『30分後でいい?』と言う状況」だそうだ。

 日本の医師の不足は深刻だ。
 人口比で0ECD平均に追いつくだけで、14万人増やすことが必要だ。
 80年代に医療亡国論(医師が増えると医療費が増え国が滅ぶ)で医学生の数を押さえてきた結果だ。
 医師の過労死、搬送先が決まらずに命を失う妊婦さんなど、都内でも痛ましい事件が絶えない。

 大阪保険医協会が麻生総理に辞任をもとめる抗議文を送ったそうだが、全く同感だ。
 

交渉、懇談、宣伝。

 東京都庁で、建設局や住宅局と交渉をおこないました。

 建設局とは、水元公園の整備や立石駅周辺の再開発問題で。
 広さでも、自然観察というてんからも貴重な水元公園が、江戸川土手ちかくまで整備されていますが、途中を都道などで分断されたり、人件費削減のため、貴重な草花が刈り取られたりしています。
 具体的な改善項目をしめし、12月には返事をもらうことになりました。

 住宅局とは、都営住宅の立替やエレベーターの設置についてです。
 高砂団地の立替で、2Kという、狭い間取りを、2DKに変えさせることができました。
 住民のみなさんのねばりづよい道理のある訴えが、とうとう石原都政を動かすことになりました。
 西新小岩3丁目都住のエレベーター設置については来年度に検討してもらうことになりました。

 私立保育園を運営している社会福祉法人や、葛飾区建設協会の会長さんらと懇談をしました。
 父母の労働時間や生活サイクルの変化にともない、不規則な生活、不安定な子どもが急増し、一人ひとりとしっかり向き合う保育をするためには、あまりに人手が足りず、保育士さんたちはたいへんです。専門的な知識をもつ人が行政のサイドからも支援する必要があります。
 また、区内で大規模な自然災害があった場合、対策のための資材も人材もあるのが区内の建築会社のみなさんです。
 ところが、葛飾区では、区と業界団体との関係が十数年にわたって断たれたままです。
 ことは区民の命に関わる問題です。
 送球な連携の回復が求められていると思います。

 今日は、憲法9条や25条を守るための宣伝行動が、東京土建や社会保障推進協議会、憲法改悪に反対する葛飾共同センターの共同で、区内のすべての駅頭で行われました。
 私も共同センターの事務局として、金町駅でハンドマイクを握り、署名宣伝を行いました。

保育後援会のつどいと、公園での署名宣伝



 昨日の夜は、保育後援会のつどいで、お話をしました。
 政府が保育行政をどんどん後退させ、認可制度までやめて、父母と保育園の直接契約まで導入しようとしています。
 もうすでにこれが導入されているのが、障害者自立支援法。結局、ただの社会保障予算を削減するためでしかないことは明らかです。

 今日は、小岩地域の公園で、妊産婦健診の充実を求める署名・宣伝行動を、新婦人内後援会のみなさんや、田村智子参院選挙区予定候補と一緒に行いました。

 子どもたちをつれて公園で会話している若いお母さんたちが署名に協力してくれました。

 

京成バスと交渉、そして街頭宣伝



 区民の重要な移動手段である、路線バス。
 区内では都バスと京成バス、そして新たに参入している日立自動車交通とマイスカイ交通です。

 区民のみなさんから寄せられている、路線の充実やバス停の改善、ノンステップバスの導入などで、京成バスの営業部長さんや運行課長さんらと交渉を行いました。
 いろいろ充実にとりくまれており、政治の面からの支援(バス停改善などで)も要請されました。

 とりわけ印象に残ったのが、規制緩和についての意見交換。

 これは都内各地でバス会社と交渉するたびに共通している、政治への強いご意見です。
 民間企業であってもバスを運行している会社は、公共交通としての社会的責任に誇りと自覚をもって、黒字路線の収益を担保に採算の合わない路線も、市民の交通権の確保を保障するために運行して来た。
 ところが、小泉内閣の構造改革による規制緩和で、黒字路線だけに新たな企業が新規参入する。しかも、バス会社の経費の6割を閉める人件費を、極端にきりさげた低賃金で働かせている。
 
 社会的責任を自覚している企業が、利潤追求の手段のための行き過ぎた規制緩和に、苦い思いをされているのです。

 大企業の利潤優先とアメリカとの軍事同盟を最優先する、日本の政治の転換がどうしても必要です。

 午後は、谷川智行比例ブロック予定候補、和泉なおみ都議予定候補と区内の四つの駅で演説しました。

田母神元空幕長

 「わが国は侵略国家というのは濡れ衣だ」などと民間の懸賞論文で主張し国会で参考人招致された。名古屋高裁のイラク派兵違憲判決について「そんなのかんけいねー」と言い放った人物だ。

 海外派兵をはじめた自衛隊が、過去の侵略戦争の美化を隊内で教育・徹底している。
 このことに、多くの日本国民はもとより、アジアや世界の人が危惧するのは当然だ。

 昨年、国民生活を監視していた情報保全隊の活動が明らかになり、防衛省事務次官の軍事商社「山田洋行」からのゴルフ接待などの乱脈ぶりや、基地の水増し工事が国民の大きな怒りをかった。そして、改憲をかかげた安倍政権が参院選で惨敗した。
 今年二月には海上自衛隊の最新鋭イージス艦が房総沖で、漁船に衝突・沈没させ親子の漁師の命を奪った。この驚くべき実態が、海難審判で問われている。自衛隊の海外派兵が始まって以来、隊員の自殺が年間100人を超え、一般職国家公務員の倍以上の率で発生している。

 こうした自衛隊を作ってきた歴代政権の責任は重大であり、「行き詰まった自民党政治」の深刻なあらわれがここにもある。

 世界では、平和の共同体づくりが大きな流になり、国内世論も、憲法はかえるべきでないの声が多数になっている。アメリカ大統領選挙でさえ、イラクからの撤退を掲げたオバマ氏が大勝した。

 アメリカいいなりの海外派兵国家づくりをやめさせ、憲法に立脚した外交への転換が不可欠だ。

京成電鉄と交渉

 5日午後、押上にある京成電鉄本社に、ダイヤや高砂駅の金町線高架にともなう改善、成田新高速開通にむけての要望などを申し入れにいきました。

 金町線の高架事業はあくまで、京成本線の立体化までの混雑解消が目的で、高砂駅周辺全体が高架になる際は、改めて駅舎全体を含め見直すとのことで、金町発上野行が完全になくなるわけではないことがわかりました。
 また、成田新高速のスカイライナーの区内停車はないが、普通車両を使った特急列車は利用は出来る検討のようです。

 笠井亮衆院議員、田村智子参院東京選挙区予定候補、和泉なおみ都議予定候補と党葛飾区議団全員が参加しました。

街角演説や地域の集い



 午前中は野島英夫区議会議員の地域のみなさんと、辻々でハンドマイク宣伝。
 終了後、みんなでお茶を飲みながら「いつもは、2・3人の組での宣伝だけど、今日はにぎやかで楽しかった」など感想をだしあいました。昨日は「全都いっせい宣伝」、明日は憲法9条を守る「9の日宣伝」と連日、意味合いの違う宣伝にとりくんでいます。

 午後は、小岩で藤沢区議と宣伝し、途中から南小岩地域の集いに参加しました。
 後期高齢者医療保険の年金からの天引きのことや、資材の高騰で大変な製造業のお話、その一方で「定額給付」というバラマキへの怒りなど、たくさんのご意見で、どうしても総選挙で党の前進をかちとる思いを、また、新たにしました。

10月某日 茅ヶ岳より

槍・穂(茅ヶ岳より)

 10月末のある日、山梨県の茅ヶ岳に行ってきました。
 遠く、八ヶ岳のすそ野越しに、雪化粧した槍・穂高連峰が見えました。

地域の支部で、お祝いのお食事会

 区内の地域の党支部(3人以上の党員でつくります)で、めでたく大学院に合格した青年の、お祝いのお食事会が開かれました。
 私もたまたま居合わせたので、参加させてもらいました。

 それにしても、博士課程を修了しても安定した研究職につけずに、不安定で劣悪な雇用状態におかれる「高学歴難民」「高学歴ワーキングプア」が、このところ大問題となっています。
 有能な若者がこうした理由で研究の道を敬遠する。
 日本の学術や社会の発展にとって、深刻な事態です。

 一方、派遣労働とりわけ日雇い派遣で、若者が使い捨てにされています。
 コスト削減で企業が一時的に業績をあげることはできるでしょう。しかし、日本社会全体から見れば若者がスキルアップできないのですから、大変な損失です。
 しかも、少子化が大問題なのに、こういう根本的な問題で、政治が打開策をとれない。

 構造改革を推進してきた人たちに、日本社会の舵取りは、ホント、もうまかせるわけにはいきません。

 みんなで午前中はハンドマイク宣伝をしてきたとのこと。
 食事の途中で「今日が金婚式」と言うベテラン党員が参加、お祝いが重なりました。
 手作りの料理や、地域の商店街のおなじみの惣菜屋さんから仕入れたおかずなどをもちよって、にぎやかで楽しいお食事会でした。
大学改革・科学・技術での政策
プロフィール

新井杉生

Author:新井杉生
 1959年2月、埼玉県吉田町(現・秩父市)の農家に生れる。子どもの頃から山や川が遊び場で、今もテントを背負って山々を巡るのが夏の楽しみ。
 77年原水爆禁止世界大会に初参加以来、反核・平和運動にかかわり、現在、原水爆禁止葛飾協議会常任理事。
 81年、共産党専従に。同年結婚。保育士の妻との間に4女に恵まれる。84年、民主青年同盟葛飾地区委員長。同・東京都常任委員の後、足立や葛飾の党地区委員会勤務を経て、13年より葛飾地区委員長。
 09年に総選挙(東京17区)に出馬(同年は葛飾区長選挙も挑戦)以来21年総選挙まで連続5度挑戦。
 葛飾区高砂6丁目に、妻・猫2匹と暮らす。

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